建物の調査から、施工完了までの工程をご紹介します。
短いものでも1ヶ月、長いものになると2年程度の期間にわたって、工事が続くことになります。その間、多数の工程を経て、施工完了に至ります。建物の状態によっては、この通りとはならない場合もありますが、基本的な進め方をご紹介いたします。
まず、ごあいさつに伺わせていただきます
ご相談を頂きましたら、まずはお客様にご挨拶と、建物の現状で困っている点、並びに、今後の建物の活用計画や、建物に対する要望をお伺いに参ります。
昨今の改修案件では、30年以上前に建てたスレート屋根・外壁を改修したいなどの相談が多くございます。
最近は台風が強くなり、外壁を丈夫にして、他の建物などの被害の発生源にならないようにしておきたい、というご要望や、近隣にマンションが建つなどにより、防音対策や防臭対策をご希望されるケースが増えています。また、環境問題への関心の高まりから、企業全体のCO2排出量を削減するという動きも活発化し、断熱対策のご相談も増えています。
工場の稼働を止めることも難しいことが多く、ほとんどのお客様が工場を止めずに施工ができないか、とのご要望を頂きます。
足場を組み、屋根や外壁を改修するのですから、現状抱えている問題や、今後問題になりそうなことを、すべてお話し下さい。何十年に一度しかない大チャンスです。
意外に知られていませんが、屋根や外壁材という世界も、どんどん新しい製品が発売されており、施主様の抱える問題の解決を、これまで以上に低コストでできるようになりつつあります。
建物の状態を現地で確認します
現状の問題点や、ご要望を伺った後に、実際の物件を確認させていただきます。
建物は竣工後10年や20年毎に改修が必要となります。経過年数や建物の使い方、置かれている環境などにより、傷む部分はさまざまで、一概に改修場所はここだと言うことは言えませんので、まずは現地を確認させていただきます。
外壁の状況や内部の躯体の状況、並びに建物内部の設備の状況や面積などを確認します。工場内での作業の状況も確認いたします。屋根の作業は穴を空ける際にホコリが落ちるのですが、屋根に穴を空けないで施工できる金具などもあるため、ホコリがほとんど落ちない工法を取ることも可能です。ぜひ、ご相談下さい。
屋根は破損の危険があるため、足場を組んで調べることもありますが、可能な限り、見える範囲で調べます。
排水の状況や漏水跡など、必要な場所をくまなくみて回ります。
ご要望と現地の状況をもとに、提案内容を検討
施主様から直接伺ったご要望と現地調査の結果を基に、過去の施工例や施工経験などから、最適な改修プランの検討を行います。また、材料メーカーとも打ち合わせて、現時点で最もふさわしい材料やデザイン、また、コストなどの複数の観点から、改修計画案を作って参ります。
ご提案がまとまりましたら、概算のお見積書と共にご持参の上、ご説明させていただきます。
この提案書をもとに、改修内容や改修することで改善される点、改修中に注意すること、また、大まかなご予算が分かりますので、具体的な改修計画の検討を進めることができるようになります。
また、改修の優先順位も記載しておりますので、今回はここまでやるが、ここから先は次回以降に先送りする、などとのように、改修範囲をご自身でお決めいただくこともできます。
正式書類のご提出
【 Step.3 】の資料でご検討を頂き、改修範囲が決まりましたら、正式な見積を作成の上、ご提出させていただきます。
改修スケジュール案もこの時点で詳細に打合せの上、検討してご提出させていただきます。
お支払いの件についても、お打合せをお願いいたします。
ご予算や改修内容、スケジュール、お支払い方法等の合意ができましたら、正式なご発注となり、ご契約を交わさせていただきます。
天慶は、ご契約でお約束した通りの内容、工期で施工が完了できるよう、全力を尽くします。
綿密に打ち合わせを行います
ご担当者様と一緒に、スケジュールの確認や、足場を組む際にどけていただくもの、注意点など、移動していただくもの、立ち入り禁止場所や危険場所の確認などについて、具体的に打合せしながら、実際の工事を進めさせていただきます。なるべくご迷惑をかけないよう、細心の注意を払いながら進めて参ります。
社内の他部署との調整や、社員様や取引先様への連絡事項などや、車両や材料の置き場のご指示など、何とぞご協力をお願い申し上げます。
詳細設計を行っていきます
ご発注をいただきましたら、早速設計と材料の発注に取りかかります。
現地の建物の図面をもとに、材料の発注量や加工寸法などを設計していきます。
金属は気温の上下により他の材料に比べて大きく伸縮します。また、施工現場では机上の計算だけでは予測できないことも起こります。それらをすべて考慮し設計します。
材料がとどきましたら、本社併設の工場にて加工作業に入ります。 材料は切断、曲げなどの工程を経て、現地に運びます。超大型の建物の場合は、現地に加工機器を持ち込んで作業をする場合もあります。
安全第一で足場を組んでいきます
屋根や外壁の施工のため、足場を組みます。
足場は、規格に沿ったものを利用し、安全を第一に考えております。また、足場に乗る際や、屋根に登る際は、必要に応じて命綱などを締めたり、安全ネットを張るなどして、絶対に転落事故を起こさないよう、細心の注意を払います。
施工中の風景
材料の加工が済み、足場が組み終わりましたら、早速施工に取りかかります。
まず屋根材や外壁材を止めるための金具を取り付けます。それに屋根材や壁材を、玄建物を覆い隠すように貼り付けていきます。工法によっては、断熱材も敷き込みます。
古いスレートを剥がす作業を行いませんので、アスベストやホコリの飛散がありませんから、近隣対策や飛散対策は一切不要です。
施工後はネジのゆるみや止め忘れがないかどうかを確認しています。
完成検査風景
すべて施工が終わりましたら、弊社検査担当者による完成検査を行います。ボルトの止め忘れや施工精度のチェック、外観に悪影響がある汚れがないかどうかなど、規定のチェック項目に基づき、検査をしていきます。
万一この時点で問題がありましたら、すぐに対処します。
こうして、天慶の施工物件(屋根、外壁など)は、施工不良による問題や雨漏りが発生しないよう、十分な注意をしております。
施主による完成検査
施工と社内検査が終わりましたら、施主様に検査をお願いいたします。
当社の担当者が、建物全体をご案内し、屋根や外壁がご依頼通りに施工されているかどうか、また、施工の精度や問題がないかどうかを、施主様と一緒に見て回ります。
完成写真
施主検査が無事終わりましたら、そのままお引き渡しとなります。
金属による屋根、外壁は、瑕疵保証期間は法令により5年間となっておりますが、通常20年、30年でも何らメンテナンスをすることなしに使い続けることができます。
雨漏りなど、建物になにか問題が発生した場合は、まずはご連絡を下さい。原因をすぐに調査のうえ、対応方法をご案内させていただきます。また、万一当社の責任範囲の場合は、すぐに対応させていただきます。













