破損している場合の解決事例

台風で飛ばない(破損しない)ようにしたい

鋼板屋根にしてから、どんなに大きな台風が
来ても安心できるようになりました

原田輝雄 様(緑成園 代表) 福岡県久留米市田主丸町
[造園・苗木生産業]

超大型台風で屋根のスレートが飛ぶ

造園業ですが、家の近所に田んぼを持っており、稲作をやっています。

農業倉庫として、昭和60年に知り合いの鉄工所に依頼して建てましたが、5年ほど前の大変強い台風の時に、屋根のスレートが剥がれて飛んでいき、穴が空いた場所の下で保管していた、前年に収穫した米が全滅しました。

近所の家では瓦は飛ぶし、外れたトタンなどが、まるで魔法の絨毯のように飛んで行っていました。飛んできた瓦で玄関が壊れた家もありました。幸いうちには被害はありませんでしたが、庭に飛んできた瓦の破片がありました。あまりの台風の強さに、恐怖を感じました。

倉庫は、建ててから2~3度、スレートの塗装をするなど、きちんとメンテナンスもしていました。塗装屋さんは、「まだしっかりしている」とおっしゃっていたのですが、あのときの強い台風には勝てませんでした。

修理後、スレートが外れるようなことはありませんでしたが、台風が来るたびに心配でした。

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3年前に、スレートの上に鋼板屋根を葺いて安心できるようになった

堺君(天慶㈱社長)は息子の同級生でつきあいが古く、仕事ぶりもまじめであることはよく知っていました。スレート屋根が外れないか心配だと相談したところ、「鋼板屋根にするとが一番よかです」とのことでした。しかし、予算の関係もあるし、すぐにはできなかったのですが、台風から5年ほど経った平成17年に、築20年くらいとなるのを機に、全部をキレイにすることにしました。

スレートはそのままにして鋼板をカバー工法で張りました。断熱材も入れたので、夏暑かったのが、涼しくなりました。米は暑さで品質が低下するため、断熱の効果は大変良かったです。

倉庫には現在、精米機や農薬散布機、虫食い米分別機などの機械があり、台風や大雨でまた屋根が壊れたらとおもうとぞっとしますが、今はどんな台風が吹いても壊れないという安心感があります。堺君によると、「この屋根が壊れるくらいの風が吹いたら、建物ごと全部飛びます」とのことでした。

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立派な仕事をするので、安心して紹介できる。

商売柄、いろんな下請け工事の会社を見てきましたが、天慶さんのは群を抜けて丁寧で立派な仕事をしています。ドリルで穴を空けて、四方をしっかり鉄骨に止めてあるので、見ただけでも丈夫と言うことが分かる。安心して人にも紹介ができます。親戚にも紹介して、鋼板屋根にしたし、他の知人にも紹介したら、やはり立派な鋼板屋根になりました。

大きな建物も請けておられるようだし、紹介でやって来ていると言うことは、何よりも良い証拠だと思いますね。

  • 写真:板金屋根カバー工法

    屋根部分のスレートに、鋼板屋根をカバー工法で施工。農業倉庫は農機具や精米機の他、収穫米も保管している

  • 写真:断熱材の入った屋根

    断熱材を入れたので、夏も涼しくなった。保管米の品質保持にも貢献

  • 写真:鉄板屋根に改修された農業倉庫

    鋼板屋根にして、どんな台風が来ても心配がなくなった。

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課題(破損している場合)

昨今の台風は雨や風が強くなる傾向にあり、建物への負担が増しつつあります。

海水温は最近100年間で世界平均の上昇は0.74℃だったのに対し、日本近海では約1℃と、高い傾向を示しています。海水温が高くなると、これまで上陸後に衰えていた台風が、勢力を保つ期間が長くなるなどして、被害が増える可能性があると指摘されています。今後の台風の凶暴化には大きな注意が必要です。

老朽化した工場や倉庫の場合、建物の劣化したスレート材の一部が風で剥がされ(破損)、飛ばされて、第三者に被害を与える可能性が高まっています。その場合に、どんな被害が発生するかの予測ができないため、まず、どんな台風でも、建物から壁や屋根が飛ばされない(破損しない)ように対策をすることが、最低限必要になってきています。

対策(破損している場合)

スレート材の上に金属板金材をカバーとしてはり付ける工法で、どんなに強い台風が来ても大丈夫な(破損しない)ように備えることができます。

この工法では、スレート材の屋根、壁面は金属で覆い被せてしまいますから、スレート材の破損などの心配が全くなくなります。また、金属屋根・外壁は大型建造物などで多く利用されており、長期間にわたって、建物の機能を保つことができます。次回の改修までの期間を大幅に延長し、建物の寿命を大幅に延ばします。

金属の持つシャープな質感で、建物全体のイメージも、ピシッと締まります。

  • 施工前(破損)

    破損した屋根の破片が台風で飛ぶ可能性

  • 施工後

    カバールーフで完全にスレートは隠される

耐風圧試験
写真:耐風圧試験

風圧試験の模様
風速80m/secでも耐えられる結果がでている(ニスク販売(株)による試験)

耐風圧試験結果
負圧荷重(m2あたりkPa) 状況
-48 試験体に有害な変形等は認められなかった
引張り強度試験
写真:引張り強度試験

引張り強度試験の模様。(ニスク販売(株)による試験)

引張り強度試験結果
サンプル
No.
フックボルト状態 引張り強度
kg(N)
1 経年品 409(4012)
2 396(3882)
3 新品 422(4137)
4 396(3887)
平均値 405(3969)
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