スレート屋根にアスベストを含んだ場合の解決事例

スレート屋根にアスベストを利用している

課題(アスベストを含んだスレート屋根の場合)

イメージ:コンクリート構造解体

コンクリート構造の場合は解体できるが、スレート材の場合はアスベストの問題がある

外壁や屋根にスレート材を使っている建物は多数ありますが、これらのスレート材はアスベストが含まれ、法律で決まった処理方法が定められています。しかしながら新規の処理場の建設が進まず、現在では受入量が非常に限定され、費用も高騰しています。

さらに改修工事においては、飛散防止のために資格者が施工や処理をすべて管理することになっており、飛散防止のために建物を覆ったり、特殊な防護服をきて作業をする等の他、近隣住民への説明も必要になるなど、多大なコストと手間がかかります。

このため、スレートの撤去や葺き替えなどは、事実上実施が不能な状況です。

スレート改修工事は、別の手段の検討が必要です。

対策(アスベストを含んだスレート屋根の場合)

アスベストを含んでいるスレートを、撤去できないならば、覆ってしまえ、というのが、金属カバー工法によるスレート屋根の改修法です。

金属による屋根・外壁材は、スレート屋根に留め具を取り付け、スレートには一切荷重をかけずに、建物の構造材に取り付けます。このため、どんなにスレートが劣化していても、改修工事後でも強度に影響が出ることがありません。

スレートに穴を空けても良い場合と、スレートに穴を空けずに金具を取り付ける方法の二種類があります。

もともと工場内部で粉塵が発生しているような工場の場合は、スレートに穴を空ける際に出るホコリは問題になりませんので、スレートに穴を空けて、金具を取り付けます。この改修方法は工賃が比較的安価に済ませることができます。

食品加工工場などの、ホコリを落としてはいけないケースでは、穴を空けずに取り付けられる留め具を利用して改修します。

このように、金属カバー工法による改修は、建物の状況に応じて、さまざまな工法、材料があります。

  • 施工前

    スレートが劣化しているが、撤去による改修には大きな費用がかかる

  • 施工後(アスベスト対策)

    スレート材はそのままにして金属材で被せてしまうため、アスベストは飛散しない

  • 写真

    スレートに穴を開けないサドル工法による改修

  • 写真

    腐食したボルトでも有効なスライドイン工法による改修

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